商標権のトラブルを避けるには 3
他人の権利が存在する場合
調査の結果、同一又は類似の登録商標が存在する場合、直ちに侵害状態となることから、その権利者がその事実に気づいた場合は、使用の中止等を求めてくる可能性もあります。
これらの状態を回避するためには、以下の手順により対応を検討する必要があります。
対応検討チェックリスト
権利は存続しているか? | NO |
先ずは出願を最優先に対応しましょう。 |
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YES |
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商標は使用されているか? |
NO |
|
YES |
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無効理由等は |
YES |
|
NO |
||
特別な理由は |
YES |
また、平成4年以前より使用しているサービスマークについては、「継続的使用権」という権利により、自由な使用が保障されている場合があります。 さらに、一般名称として流通しているような名称は、自由な使用が認められる場合があります。 そのため、可能であれば出願等の対応をすることによりトラブルを未然に防ぐ努力が必要でしょう。 |
NO |
||
交渉の余地は |
YES |
|
NO |
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使用中止を |
YES |
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